「副業をやりたい」「副業をやらなきゃ」という気持ちになっている人には、今回はやや耳の痛い記事かもしれません。
というのも、その副業は本当に幸せにつながるのか、副業をすることで逆に苦しむことになりかねないか、冷静になって考えてみる必要があります。
皆さんの人生の中で、プラスになる副業の仕方とは何なのかを考えてみませんか?
今回は、「新R25チャンネル」の動画から、副業で本当に幸せになれるのか、プラスになる副業の仕方は何なのかについて紹介します。
本文は動画を簡易的にまとめたものとなるので、動画とあわせてチェックしてみてください。
人気の副業に高いレベルをもったライバルが参入?
今回の動画は、「新R25チャンネル」のスタッフの悩みを、「サラタメ」さんという方が相談に乗る、という形で展開されています。
このサラタメさんは副業でYouTubeを開始し、「書籍解説チャンネル」は2年で登録者50万人を突破、「転職チャンネル」も登録者15万人を突破したという、有名サラリーマンYouTuberです。
引用:
新R25チャンネル
「副業で幸せになれますか?」サラタメさんが主張。“年収1000万までの幸せ求めるなら副業よりやるべきことが…”
サラタメさんの言葉を借りる形で今回はまとめていきます。
サラタメさんいわく、「副業はとても素晴らしいもの」であり、人生を変える大きなインパクトがあるといいます。
しかし、副業にマッチする人は限られた人であり、サラリーマンに向かないような人のほうが副業は向いているとのことです。
またここ数年はより限られた人になっているという感覚があるそうです。
副業を始めるにあたってファーストチョイスとして選ばれがちな「ブログ」「YouTube」「Instagram」などのメディア運営の分野に、ここ数年プロが参入してくるようになりました。
その結果、メディアを一人で立ち上げて収益化させるまでの難易度が高まっている、と分析しています。
またライター・動画編集などの「クライアントワーク」に関しても、AIの台頭で難しくなってきているということです。
ただライバルが増えるだけではなく、元プロやAIなどレベルの高い相手をライバルにしなければならなくなっているわけです。
そんな環境の中で副業を続けていくには、副業で成果を出していくにはどうすればいいのでしょうか。
人気だった副業の分野に高レベルのライバルが台頭している!そんな中副業で成果を出すには?
副業に向いている人の3つの条件とは?
動画の中でサラタメさんは、副業に向いている人の条件として「野心」「崖っぷち」「余裕」といった3つの要素を挙げています。
「野心」はお金の野心と仕事の野心に分けられ、お金であればサラリーマンなら40歳までに800万~1000万の年収を得て幸せに生きたい、仕事ならこういう仕事がしたいという気持ちがエネルギーになります。
ただそこにスキルが追い付いてこないとその目標に届かなくなり、「崖っぷち」に立たされるという挫折を経験することになります。
また、野心があって崖っぷちの状況にいたとしても、時間的に「余裕」がないと副業には取り組みづらくなります。
そうなると、副業をするというよりはエネルギーを分散することになっている、とサラタメさんは語っています。
引用:
新R25チャンネル
「副業で幸せになれますか?」サラタメさんが主張。“年収1000万までの幸せ求めるなら副業よりやるべきことが…”
副業とはいっても小さなビジネスを起業することと同じことで、自分がやらないと動かないといった状況から「超労働集約的になる」とのことです。
では今の時代、どのようなビジネスに金脈が眠っているのでしょうか。
サラタメさんによると、以前に比べてよりメディアが金脈になっている、ということです。
メディアとは先ほども触れた「ブログ」や「YouTube」などのことで、特に「YouTubeにおいて自分のメディア・チャンネルを立ち上げる」ことが最強ではないか、と分析しています。
請負仕事は単価が叩かれる傾向にあってうまみが減り、クライアントワークもプラットフォームの発達で仕事の継続が難しくなる状況にあるため、自分のメディアを作っていく、自分のYouTubeチャンネルを作っていくほうが価値があるということです。
ただ、そのメディア・チャンネルが必ずしも上手くいくわけではありません。
もしそれが成功しなかったときを想像し、「本当に副業やる?野心ある?崖っぷち?余裕ある?」を自分自身に問いかけることが必要になります。
その自問自答の結果、本業を頑張ったほうがよりメリットが大きい、という結論になるかもしれません。
サラタメさんも、年収800万円~1000万円というラインを目指すなら本業に力を入れるべきだろう、と語っています。
副業にエネルギーを分散させるのではなく、管理職などの地位を得ることに力を注ぎ年収アップを目指すほうがいいのではないか、ということになります。
もしその野心がお金であれば、何をすればより稼げるのか、を冷静に見つめ直すことが必要そうです。
副業は野心・崖っぷち・余裕の要素が必要!お金が野心なら本業を頑張るほうがメリットが大きいことも!
副業には可能性があるか?
副業をやってみたいという方にとってはなかなか耳の痛い内容となっていますが、実際問題として副業に可能性はあるのでしょうか?
サラタメさんいわく、「まだまだ副業には可能性がある」ということです。
サラタメさんは「現在ではAIやフリーランスの発達がすごい」としつつ、個人の力さえあれば拡張する環境は広がっている、と語っています。
引用:
新R25チャンネル
「副業で幸せになれますか?」サラタメさんが主張。“年収1000万までの幸せ求めるなら副業よりやるべきことが…”
AIはクリエイティブな創作物にも使えるようになっており、フリーランスでもオンライン秘書など優秀な人がオンライン上にたくさんいます。
ただ「AIは原液を超えない」といい、濃い原液を作ることができれば確固たる立ち位置が作れそうです。
そして最後に、副業をやりたいという人のメンタル面にも触れ、「副業をやりたいのではなく誰かにマーケティングされているだけではないか、副業したほうがいいと言われているだけではないか」と分析しています。
引用:
新R25チャンネル
「副業で幸せになれますか?」サラタメさんが主張。“年収1000万までの幸せ求めるなら副業よりやるべきことが…”
物価高・円安だから副業をするしかないと誰かに言われている、そのような外的要因によって副業をしようとする人はなかなか成功しにくいのではないか、ということです。
副業がうまくいく人は内側から「お金が欲しい」といった野心が出ており、外的要因で副業を始めようとする人は誰かのビジネスのターゲットにされている可能性が高くなっている、とのことです。
副業に対しての向き合い方やモチベーションを、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
まだまだ副業には可能性がある!ただ内側からの野心がないとなかなか成功しづらい!
おわりに
ポイントまとめ
- 人気だった副業ジャンルに高レベルのライバルが台頭中
- 副業は野心・崖っぷち・余裕が必要、本業を頑張るほうがメリット大?
- まだまだ副業には可能性あり、内側からの野心がないと成功しづらい
「新R25チャンネル」の動画から、副業で本当に幸せになれるのか、プラスになる副業の仕方は何なのかについて紹介しました。
何のために副業をするかを振り返ったときに、多くの方は収入を得たいという結論になると思います。
ではその収入を得るためにその副業が適切なのか、本業に注力すべきなのかは冷静に判断する必要があるでしょう。
副業で熱意や野心があれば、それはサラリーマンとして取り組んでもいい内容かもしれません。
目的と手段を混同することなく、エネルギーを分散させることも避け、目的を達成するための手段としてどんな副業をするのかを考えてみてください。